情報設計が固まったら、いよいよサイトの“見た目”を作り込む段階です。ユーザーが最初に受け取る印象はデザインやビジュアルによって大きく左右されます。Phase5ではブランドイメージとコンセプトを踏まえ、サイト全体を彩るクリエイティブ制作を行います。
デザインコンセプト決定
最初に、デザインコンセプトの決定。既存のブランドガイドラインやロゴ、使用カラーなどを確認しつつ、Webサイトに最適化した配色・フォントの組み合わせを検討します。たとえば「信頼感」を出したいなら落ち着いた色味を選び、「親しみやすさ」を出したいなら明るいトーンや手書き風イラストなどを活用するといった具合です。
キービジュアル制作
次に、キービジュアル制作。トップページのファーストビューや各セクションの大型バナーなど、ユーザーの目を引く主要ビジュアルを作成します。ここでは写真やイラスト、場合によっては動画も含め、伝えたいメッセージを一瞬で印象づける工夫が大事です。
UIデザインモックアップ作成
続いて、UIデザインモックアップをPC・モバイル両方で作成し、ヘッダーやボタン配置、文字サイズなどを具体化します。この段階でチーム内レビューを行い、必要に応じて色味や構成を微調整すると、開発工程に入ってからの修正を減らせます。
デザインシステム・ガイドライン整備
最後に、デザインシステム・ガイドラインを整備。カラーコード、フォント、ボタンやフォームのコンポーネントスタイルなどをまとめたドキュメントを作ることで、今後の運用や改修時にもデザインの一貫性を保ちやすくなります。
まとめ
Phase5で完成するデザインは、ユーザーの印象を左右するだけでなく、企業のブランディングそのものを体現します。ここで作り上げる世界観が、「実際に使いやすい」「わかりやすい」と一致してこそ、質の高いサイトになります。