Webサイトが大規模になるほど、どこに何の情報があるのかわかりにくくなるリスクも高まります。Phase4では、情報設計とサイトマップ策定を行い、ユーザーが迷わない導線を構築するのが目的です。ページ間の関係性がクリアになれば、SEO効果やコンバージョン率アップも期待できます。
まずはサイトマップ作成。大分類・中分類・個別ページの階層を整理し、トップページから下層ページへの導線を明確にします。グローバルナビゲーションとフッターメニューの構成もここで検討しましょう。HubSpot CMS上で作成する場合は、メニュー機能を活用すると一括でナビゲーションを管理できます。
次に、ワイヤーフレームを用いて主要ページのレイアウトをざっくりと設計。トップページのヒーローバナー、サービス紹介、導入事例、CTAなど、セクションごとに配置する要素を線画で描き出します。ここでページ内のテキスト量や画像スペースを想定しておくと、後のデザインや実装フェーズでの手戻りが少なくなるでしょう。
また、コンテンツ構成要素の洗い出しとして、どのページにテキスト・画像・動画・フォーム・CTAなどを配置するかをリストアップします。ページの目的(集客用、CV用、ブランド訴求など)と紐づけて必要な要素を選別すると、無駄のない構成が可能です。
この情報設計をしっかり行うと、ユーザーが「どのページに何があるのか」を把握しやすくなり、サイト全体の滞在時間やCVが向上しやすいです。
Phase4を終えると、サイトの“設計図”が完成します。デザインフェーズに入る前にこの段階をきちんと固めることで、プロジェクト全体のスムーズな進行とユーザビリティの高いWebサイトが実現しやすくなります。