ここから本格的にHubSpot CMS(Content Hub)の導入ステップに入ります。すでに要件定義やデザインが固まっている状態なら、ノーコード編集でスピーディーにページを組み立てられるのが大きなメリットです。Phase7ではアカウント設定からドメイン接続まで、一連の初期構築を行います。
まずはHubSpotアカウントの設定。適切なプランが契約されているか確認し、CMSやマーケティング機能を使う担当者のユーザー権限を割り当てます。操作権限を細かく管理できるのもHubSpotの特長です。
次に、テーマやテンプレートの構築。有料テーマ「Act3」などを使う場合は、マーケットプレイスからインストールし、子テーマを作成してカスタマイズします。既存のヘッダーやフッター、サイドバーのテンプレートを編集し、ブランドカラーやロゴを適用。必要なHubL(HubSpot独自のテンプレート言語)を使った共通パーツの設定もここで行います。
続いて、モジュール作成・パーツ登録。ボタンや画像ギャラリー、フォームブロックなどをカスタムモジュール化しておくと、ドラッグ&ドロップでページを組み立てやすくなります。有料テーマに既に多彩なモジュールがある場合は、細かいデザイン調整だけで済むことも多いでしょう。
最後に、サイトページの作成・設定を行い、SEO対策としてページタイトルやメタディスクリプション、OG画像などを入力します。URLパスの管理、リダイレクト設定などもこの段階で整理し、ドメイン接続・SSL設定を行えば、晴れて「www.example.com」の本番ドメインでサイトを公開する準備が整います。
Phase7での正しい設定とテーマ選定によって、ノーコード編集の効果が最大化されます。運用開始後もページ追加や修正が容易になるため、タイムリーな情報発信が可能です。